インクルージョン&ダイバーシティ
ダイバーシティ推進が私の仕事になった2014年。はじめて「インクルージョン」という言葉について深く考える機会となった。
Inclusion:含めること、包含、包有、包括、一体性、多様性の受け入れ
ダイバーシティ(多様性)の推進にインクルージョンは避けられないのだ。
常にセットとなる。
最初は、ダイバーシティ&インクルージョンだったのに、最近はインクルージョン&ダイバーシティと呼ぶことが常識となってきた。
世の中には、いろんな「違い」がある。
年齢、人種、性別、民族、言語、宗教、価値観、育った環境、経験、持病や身体障がい…
人間社会が作った「社会常識」「一般常識」が社会や組織、家族に存在する。
こうあるべき、こうなっていることが普通、というもの。
その中で、それに従わない者は、「変な人」とくくられるのだ。排除されてしまう。
LGBTQも同じ扱いだ。
脳科学的に言えば、これは人間の生存本能がなせる技だという。
「人はいじめをやめられない」 脳科学者 中野信子 が書いている。
人間社会において排除行動や制裁行動がなくならないのは、人間という生物種が生存率を高めるために、進化の過程で身に着けた「機能」だということ。
ってことは、人間が作った社会においては、これが完全になくなる、ということはないってこと。
私たちは、これを知り、学び、深く考え、自分自身を振り返ることしかできない。
これを常に意識し続けること。
2023夏空 暑い日が続く
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