自分の中の空間と時間の流れ(ズームアウト)

17日に私が講師として参加している「女性活躍講座の最終講」にオブザーブ参加させていただきました。
一年にわたって仲間たちと学びを深めた女性たちが、自分の考えを発表する場です。
皆さん、しっかりしているし、頭のいい人達ばかりだなーというのが感想。
私がお手伝いすることは、皆さんをズームアウトさせること。
そして、自分だけのフィルターを通して思い込んでいる概念に、疑問を投げかけてあげること。
誰でも、日常においてはズームイン状態で、自分を客観視できない環境で判断しがちなんですよね。
私が受けた質問として・・
①コロナ禍におけるチームとのコミュニケーション
②職場における不公平感(仕事が多い人と少ない人)
③これまでの仕事はルーティン作業だったのに、人事異動によって、自ら企画して周りの承認を得て実行推進していかなければならなくなった場合
①コロナによって私たちが教えられたこと。
これまでの「当たり前の価値観」が、そうではない、ということ。
いいことがたくさんある💕
オンラインになったからこそ、チームメンバー一人ひとりとの信頼関係を強くすることができるはず。
大事にしたいのは、信頼関係。
会えないからこそ、照れくさくなく話せることもあるはず。
目に見えない環境で、部下に求めることは「自立していること」。これが前提。
任せていくこと。信じてあげること。
判断の基準を可視化して、共有することを意識しましょう。
「ピンチはチャンス」です。
「コロナ禍」という言葉を自分の口から自分の耳に聞かせるのはやめましょう。
自分から発せられる言葉は、自分がそれをゆっくり信じ込ませてしまう魔術を持っています。
自分が使う言葉には、繊細になりましょう。
②言葉を選ばずに言うならば、職場は不公平なもの。
「仕事はできる人に流れる」と私は先輩から習いました。
出来る人はいつも仕事をたくさん持っている。
いろんな人がいて、得意なこと、不得意なことがあります。
多様性を活かす、ダイバーシティ推進する、ということと、矛盾するかもしれません。
企業における「できる人」という概念は、もちろん優秀で、行動力、推進力、バランスがとれていて、。
でも、時に、組織における強い力を持った人にとって「都合のいい人」「仲のいい人」という条件が入ってくることはあります。
それもこれも全部ひっくるめて、結局、「自分がたくさんのことを任せてもらってありがたい」「これで成長させてもらった」と個人が思えるようにするのがポイントなのではないでしょうか。
自分も、チームメンバーも。
「とっても難しいこと・・」という話も出ましたが、結局そこに尽きるのです。
そして、自らそうなること、部下をそのように導くこと、それこそが仕事人、管理職のだいご味です。
任せてもらえることが自体、信頼の証なので、とにかくありがたいことです。
そして後から振り返っても、結果として実りの多い経験になるわけです。
経営は、質の高い多くの仕事をした人には、待遇で返すべし。
③新たな仕事に就任した、とはいえ、仕事、人生は一連の流れの中にあります。
これまでに自分がやってきたことを活かしたうえで(つなげて)、新しいことを企画・推進をしていくことが大事。自分しかできないこと、自分ならでは、の仕事を生み出すのです。
きっと上司もそれを期待して異動をさせたのでは。
仕事も人生も、積み上げ、です。
これまでの自分を活かして積み上げていくことが、個性的な仕事につながるし、結果的に、新たな自分に向かう自信や勇気につながり、仕事や人生の広がりをつくっていきます。
特に女性たちには、「自信」が必要。
ニーチェの言葉に「事実はすべて解釈」とあります。
自分が事実だと信じていることは、すべて自分のフィルターを通った解釈に過ぎない、ということ。
私たちは常に「これは自分の思い込みや偏見ではないか?」と問いかけることが必要。
私が「ズームアウト脳」をつくるためのトレーニングとして、毎日行っているのが「瞑想」。
頭の中に思考がグルグルとめぐっているところから呼吸に戻ってくることで、脳を休憩させる、脳の思考のスピードを弱める、その訓練をするのです。
自分の中の空間、時間の流れをゆっくり、遠くから眺める。
迷ったとき、ううん、迷ってないときも、癖付けたいです😉
※写真は、自分のために買ったピアノ。人生初のチャレンジ✨
風の時代に入ってから、特に、自分の感性を大事にしています。
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