マナー研修からの学び
先日「ビジネスマナー研修」をやりました。
クライアントからいただいたリクエストに基づいて作り上げたのですが、導入の「なぜビジネスマナーが必要なの?私たち」をあらためて考えてみました。
マナーって「印象」を形作るもの。(゜.゜)
人は、社会の中でいろんな顔をもっています。
個人としての顔、日本人としての顔、家長としての顔、社員としての顔・・・
「会社の顔」そう、会社はまずそこを高めたくて「マナー研修」を行います。
いえいえ、外向けなだけではありません。
内向けにも、職場がきちんと整理されていたり、社員の身だしなみ、挨拶、作法がきちんとしていると、会社の業績にまでつながるんです。
「割れ窓の理論」ってご存知ですか?
1990年頃、ニューヨーク市の地下鉄の窓ガラスが割れたりひび割れていたり、落書きがあったり、というひどい状態だったそうです。その当時は、凶悪な犯罪が後を絶たなかった、ということらしいのですが、それを立て直そうと、ニューヨーク市長が地下鉄をきれいに修復したら、凶悪犯罪が激減したとか。
建物の窓が壊れている状態というのは、「誰も注意を払っていない」ということを意味します。そうなると人の心理状態として、ちょっとぐらいごみを捨ててもいい、ルールに従わなくていい、少しくらい悪いことをしてもいい、という状態をつくり、やがては凶悪犯罪にもつながってしまうのです。
スティーブジョブズ氏も、アップルに戻ってきたときに、この割れ窓の理論を用いて、ダレた社風を一新し、働く環境を徹底的に変えたことで、あの業績を作り上げたそうですよ♪
ビジネスマナーの研修から、あらためていろいろ考えた私でした。