先入観と分けて聴く
人の話を聴くときに、自分の頭の中に必ず出来てしまう先入観。思い込み。
「この人はこういう人」で「こういう課題があって」「こんな風にしたいと望んでいる」
「こういう」「こんな」は自分のフィルター。
ちゃんと聴いているつもりが、自分の頭の中にはすっかり自分の言葉で理解が進行していく。
相手の話を正しく聴き、相手にとって意味のある対話にしたいのなら、聴き方や質問はとても大事だ。
「●●と考えているんですね」と確認をしようとする時も、自分の言葉になってしまう。
「●●なことがあったんですね」と自分が感じた言葉を付け加えて確認してしまう。
相手は違う表現をしていたにも関わらずだ。
時に意味が変わってしまったり、相手を期待していない方向に誘導してしまうことがある。
「この世に事実は存在しない。存在するのは解釈だけだ。」
ニーチェの言葉。
人はどうしても先入観をつくることをやめられないのだ。
コーチングの師匠はこう言っていた。
「私はね。自分の中でできていく先入観と分けて聴くことができる。頭の中で色分けしているの。出来上がる先入観は白黒で別のところにおいておいて、相手が表現していく事実はカラーで。カラーをみるようにしている。」と。
分けて聴く。
そのためにはまず、これは先入観だ、と認識しなければならない。
実践訓練を重ねて、思考回路をクセ付けるしかなさそうだ。
ファイト!!
寂光院 建礼門院使用井戸水
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