感情のマネジメント
怒り、羨望、喜び、悲しみ、羞恥、嫉妬、恐怖、恋愛…
こういう感情に支配されて間違った判断してしまったり、本当に苦しかったり、失敗して後悔したり。
社会の中で友好な人間関係を維持していくために、親として子育てをしていくときに、リーダーとして人材育成を担っていくときに、この感情がなくなったらどんなに楽だろう、、、と感じる時がある。
ヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」。
人間、究極な状態に置かれたときに、その感情や思考はどうなるのか、という心理学者の自伝。
これまでの自分も主体的な存在である感覚も感情も根こそぎすべて奪われても、やはり内面にある感情の自由が自分の生きる力になるという。
おきた事柄と対応(行動)までの間に、それを自分がどう捉えるか、どう行動すると決めるか、という選択の自由を内面に持っているのだと。
強制収容所の中で、すべてが被害者としての受け身の存在なのに、環境に働きかける攻めの存在にもなりうるのだ。
なるほど。すごい、そういうことか。感情と向き合うことがある時、この本を手に取って読みたくなる。
感情を悪者にしてしまいがちなのだが、この感情こそ自分の味方をしてくれるもの。自分にこれらの感情があるからこそ、他人に共感もできるのだ、と思い至る。
共感こそコミュニケーション力。
まずは自分の感情を正しく知ることが大事。
自分がどんな感情を抱いているのかを知り、そのことを率直に認める、それにより感情に突き動かされたりせずに適切に行動できる。
感情をうまく表現して相手に伝え、相手の感情を理解し、適切に反応する。
そうそう。感情のマネジメントが上手にできる人こそ、間違いなく人生の勝者。そう信じてる。
人は見えている世界、事実を自己のフィルターで受け止めていると言われる。
↓ABC理論、ニーチェの名言、なるほどね~って納得してしまう。
★ABC理論:アルバート・エリスが1955年に提唱した「論理療法」の中心概念。
A:出来事・事実(Activating event)
B:信念・受け止め方(Belief)
C:受け止めたこと・結果(Consequence)
★哲学者ニーチェの名言:この世に事実は存在しない。存在するのは「解釈」だけである。
結局、自分が事実だと信じていることなど存在せず、すべて私という人間の解釈なのだ、とすると、どう捉えるかがすべて。それ次第、ではないか。
だったら、自分に都合よく捉えて、ネガティブな感情もポジティブに置き変えて対応(行動)する。
結局、良い結果、良い気の流れを生み出すことにつながるということですね💕
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