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「今ここにいる私」

  • 2月22日
  • 読了時間: 1分

昨年の終わりに「那智の滝」へ続く熊野古道を歩いた。


苔むした不揃いの石畳。大門坂。

数えきれないほどの巡礼者がここを踏み歩いたことで、角が取れて丸くなっていることに数百年の歴史を感じる。

見上げた先に続く天を突くような杉の木の巨木たち。

そこには圧倒的な生命力があった。

杉の木立から差し込む光の美しさ。

あの神秘的な空気は、今でも時々思い出す。


結局、あまりの険しさと長い距離に、途中からタクシーを使った。

以前の私なら「最後まで歩けなかった」と悔しい思いになっていたかもしれず。

今の私は、効率や結果がすべてとは考えない。

あの杉並木の中で立ち止まり、深く息を吸い込んだら、とても満たされた気持ちになった、それでいい。

それが私の巡礼。


未来でもない、過去でもない。

「今ここにいる自分」に意識を戻す作業。

こういう時間が大切だと心から思う。


朱色の平安衣装を借りて歩くこともできる。

歩いている人を見つけた!フォトジェニック。







 
 
 

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