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「気づく」ということ(2)多面で見る

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 12 分前
  • 読了時間: 3分

「無意識下の偏見」「アンコンシャスバイアス」

自分では気づいていないうちに持っている思い込みや先入観のこと。

無意識は私たちの意識の中の8割9割を占めるとも言われています。

人は育ってきた環境、文化、経験などの中で、「この人はこうだろう」「この状況ではこうなるはず」と自動的に判断してしまう「心のクセ」です。

最近ではよく聞く言葉で、企業内研修等で学ぶ機会もあると思います。


「偏見」「バイアス」と言われると、とかく私たちはそれはいけないこと、悪いこと、と考えて、直さなきゃ、などと思いがちですが。

それは自分が経験や環境から学んできた大事なこと、価値観だったり、自分を守るためにしていたり。

まずは「気づく」ことが大事である、ということ。


知っていれば、判断してしまう前に、一呼吸おくことができるから。


決して、自分が悪いなどと思うことはないのです。

自分を責めることは、自己肯定を下げるようなことは絶対にしてはいけないこと。


【物事は違う角度から見れば全然違って見えてくる】

私たちはどうしても「一つの見方」で反応しています。

誰かの言葉に傷ついた時も、イラっとした時もその瞬間の「自分の立場」からしか世界を見ていないことが多いのです。


管理職研修で、上司と部下の立場を入れ替えたワークをすることがあります。

このワークは日常のコミュニケーションを「多角的にとらえ直す」ための試みです。

上司役の人が部下の立場を体験し、部下役の人が上司として指導や必要な評価をする…。

それぞれが慣れない役割を演じる中で、普段どれほど「自分の視点」だけで相手をみていたかに気付かされる効果的なワークセッションです。


<上司役が「部下」になって気づくこと>

思ってもいなかったほど、言葉のトーン、タイミング、表情ひとつで受け取る印象が大きく変わることを実感します。

同じ対応でも、「どう伝えるか」「どんな姿勢で向き合うか」「どんなタイミングか」によって相手のモチベーションは大きく左右される。

頭で分かっていると思っていても体感を通して腑に落ちる瞬間です。


<部下が「上司」になって気づくこと>

組織(チーム)のバランス、目標達成へのプレッシャー、上司とのバランス、など普段見えていなかった深い背景に気付かされます。

「なぜあの時上司がああ判断したのか」「言葉の裏にはこんなにも葛藤や意図があったのか」というそんな想像力が生まれていくのです。


私たちは日常において、経験から「こういうもの」と決めつけて判断してしまっていたり、一面から見て判断してしまっていたり。

判断する前に 行動する前に

一拍おく

呼吸を入れる

そんな習慣を忘れずにいたいですね。


11月始めの連休、高野山へ行ってきました。

行きの電車で元旦那が亡くなったことを聞かされました。

彼の弔いとお別れの旅となりました。

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