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秋の夜長に 対話における「沈黙」の意義を考える

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 9月24日
  • 読了時間: 2分

お彼岸頃になると本当に涼しくなるものですね。

あんなに暑い日常が続いていたので、涼しくなる時が来るなんて考えられなかったけれど。


会話の中で「沈黙」を上手に使っている、対談やコーチングセッションを見る機会がありました。

「沈黙」は思っている以上に多くを伝えています。


・心の中で感情が動いていることを示す沈黙

・言葉では届かない考察の深さや安心感を共有する沈黙

・相手に考える時間を与えるための沈黙

・不満や拒絶を暗示する沈黙


人ってとかく、沈黙の場が苦しくてしゃべりすぎたり、盛り上げなきゃと思ったり。

その大事な空気をぶち壊してしまうことが多い。

残念ですよね・・


心理学では「非言語コミュニケーション」といって身振りや表情、声のトーン、「沈黙」もまたその一部。


「沈黙」をどう使うかが人間関係や自己表現に大きな影響を与えています。


1.沈黙は「空白」ではなく「余白」

沈黙は、会話の途切れではなく、心が動く余白と考える。

問いかけの後に訪れる沈黙は、相手の思考を促す力になります。

即答を求めず、考える余地を与えること自体が尊重のサインになるのです。


2.沈黙は信頼を築く

親しい人との沈黙が心地よいのは、互いに安心感があるから。

沈黙を恐れずに一緒にいられる関係性は「言葉を必要としないほどの信頼」が土台にあります。

つまり、沈黙は関係性の成熟度を示すバロメーターでもあるのです。


3.沈黙は深い印象を残す

スピーチやプレゼンで言葉を発したあとに一呼吸置く沈黙。

それは聴き手の心に「意味を沈殿させる時間」になります。

沈黙を入れる人の話は説得力が増し、記憶にも残りやすくなる。

逆に、間を恐れて言葉を詰め込みすぎると、伝えたいことが流れ去ってしまうことがあります。


4.沈黙は感情を守る

とっさに言い返す代わりに、沈黙を選ぶことがある。

これは「負け」ではなく、「感情に支配されない力」です。

沈黙は自己防衛の知恵でもあり、後悔しないための選択肢でもあります。


5.沈黙は深い対話を生む

対話とは「話すこと」と「聴くこと」の両方から成り立ちます。

沈黙は、聴く側が真剣に受け止めている証拠であり、相手に「もっと語ってもいい」という安心感を与えます。


「言葉で埋め尽くす」のではなく「沈黙を織り交ぜる」こと。

そのとき、会話はより立体的になり、人間関係はより豊かになるのだと思います。

もっと上手に沈黙を使いこなせる人になりたい。


箱根湯本で夏の終わりの花火を楽しみました♪

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