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「感情に気付く」ことは日々の小さなトレーニング

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 7月20日
  • 読了時間: 3分

ちょっとイラっとしたり、なんかモヤモヤしたり・・

ワクワクしたり、キラキラしていたり。

実はすごくたくさんの反応をおこしているのですが、気に留めずに流してしまいがちな気持ち。

でも、そうした反応は、自分の癖、つまり「習慣的な思考のパターン」や「自分が自分に知らせたいメッセージ」だったりするのです。


先日、父親から「いますぐ来い!お母さんが大変なんだ」というだけの一方的な電話があり。

行ってみると、母がパニックの呼吸困難になったらしく、もう落ち着いていましたが、父が抱き込むようにして椅子に座っていました。

いつもの私なら「大丈夫?大変だったね・・」という寄り添いの言葉が出て、体に触れているはずですが。

その時の私は、「お父さんが心配するから!その方が大変なんだから。かえって面倒なことになる。こっちにきて。」などと口走っていました。

自分の中では、怒りのイライラした感情があって、冷静な私はいませんでした。

小さい頃から父が支配的な存在だったことから、また「遅い!」と叱られるという気持ちや、「お前が日ごろからもっと近くで診てあげるべき」と責められるのでは、という気持ちがありました。


自分なりの分析では、怖いという気持ちから自己防衛で攻撃的な言動をとったのだというもの。

あらためて自分の中にまだ根深い被害者意識があるのだということに気付かされました。

父はただ慌てて母の一大事を知らせてきただけなのに・・

本当に大変なことになっていたら、私が後悔するだけなのに・・


こんなびっくりするようなことではなくても、日常の中で「~ねばならない」と自分を縛り付けていることってありますよね。

その裏側には、「褒めてもらいたい」や「認めてもらいたい」「カッコ悪いと思われたくない」などの感情が隠れていることがあります。


マルシア・レイノルズ著「脳を出し抜く思考法」の一節

「自分が感じていることを識別するのがうまくなればなるほど、自分の行動を管理する能力が高まっていく。ある状況に対して、習慣に基づいて反応する代わりに、可能性に基づいて行動する選択ができる」

「自分の感情に注意を払うことで、自分の反応の被害者ではなく、監督者になることができる」


自分が作っている「自動操縦モード」から抜け出して、より自由で意図的な人生を選び取るためのカギだということなんでしょう。


ズームアウトする、離れてみる、間を持つ。

自分自身の感情と距離を持つ時間、間を持つことが必要ですね。

「私いま、〇〇と感じているんだな」というそれだけで、少し視野が広がります。

そして、「私はただ反応してしまっただけではなく、それに気づける立場にもなれる」と思えることは自信にもつながりますね。

気づいた時点で、もう感情の中に巻き込まれてはいない、それだけで第一歩なんだと思います。


両親と 軽井沢にて

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