四万六千日の浅草寺 ご利益とおみくじ「凶」
- Admin
- 7月13日
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東京・浅草寺で毎年7月9,10日に開かれる「四万六千日(しまんろくせんにち)」のほおずき市に行ってきました。
日中は暑いし、混むことが予想されるため、朝7時に行ってきました!
この日にお参りすると「四万六千日分のご利益」があると言われていて、これはなんと約126年分!
一度の参拝で百年越えのご利益をいただけるなんて、まさに「時空を超える福」。
境内は夏の熱気とほおずきの鮮やかな朱色であふれていて。
風鈴の音が涼しく響いた、いい空間でした。
そして・・おみくじ、まさかの「凶」。
友人と一緒におみくじを引いたのですが、なんと2人そろって「凶」!
凶を引くのは初めて。
一瞬、「あれ。。これってなに??」と顔を見合わせて笑ってしまいました。
浅草寺のおみくじは「正直」(?)と有名らしく、凶が出る確率も高めなんだとか。
でも、「今、気をつけなさい」や「手放すタイミングだよ」「軌道修正しなさいね」というありがたいメッセージでもあるんですよね。
凶のおみくじには、たいてい「急ぐな」「焦るな」「静かに時を待て」といった言葉が書かれています。
これは今の自分に必要な「リマインダー」「ブレーキ」ですね。
大きなご利益の日にひいたからこそ、むしろ「守られている」と感じました。
ほおずきの実は子供の頃の記憶。
子供のころ、ほおずきの実を手で揉んでやわらかくして。
種を取り出したあと、口で鳴らしたり、ポンポンしたりして遊んだことを思い出します。
古くは、ほおずきは、その鮮やかな色から「魔除け」「病除け」として親しまれ、ほおずきの実を飲むと病気が治る、という言い伝えもあったそうで、健康や家内安全の祈りも込められた植物なんですね。
特にお盆の時期には、あの朱い実が「ご先祖様の道しるべ」として飾られることもあったそう。
見た目のかわいらしさだけでなく、人々の祈りや願いが詰まった日本人の記憶と深く根付いた植物なんだなぁとあらためて感じました。
「凶」すら福となす一年の始まり。
これからの幸せのためにある出来事だと思っています。
126年分の福に包まれて、心を整える時間をいただきました。

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